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名古屋セラピストオフィス
コース:『アロマテラピートリートメントコース』
体験レポーター: オリエンタルヒーリングサロンWAI オーナー 林浩一氏

(記者)アロマテラピーサロンといえば、まだまだ女性専用のケースが多い日本のリラクゼーション業界。

当サイトにご登録の男性セラピスト様達の中にも、『自分が通えるようなサロンを作りたくて』と、男性単独来店OKのサロンをオープンされるケースが徐々に増えてきました。

そんな中でも今回は、『男性による男性のためのアロマテラピートリートメントサロン』を謳う、いかにも男っぽいネーミングの「名古屋セラピストオフィス」さまで、体験取材を敢行して参りました。
体験レポーターは、当サイトの特集記事『今月のクローズアップ』で第一回目のインタビューを飾って頂いた、“セラピストの申し子”こと、大阪府枚方市にある『オリエンタルヒーリングサロンWAI』のオーナーセラピスト 林浩一氏です。

林氏は現役20年の俳優&脚本家という事もあり、今回お送り頂いた文章も、どこか舞台の脚本を感じさせる独特の語り口調で、男性用アロマテラピーサロンを取材するにふさわしい雰囲気に仕上がっています。随所に光るオリジナルの感性&ネーミングと共に、名古屋発の男性ご用達サロンレポートを、どうぞお楽しみくださいませ。

(ここから体験談です)
純昭和風安らぎサロン・名古屋セラピストオフィス

久しぶりに名古屋駅に行ってきました。新幹線で京都駅から乗車、ちょうど眠たくなる時間帯に差し掛かったとき到着するので、いつも名古屋には眠気眼(ねむけまなこ)で下車します。


名古屋は日本有数の大都会であるにも関わらず、どこか現代日本に追従しない独特の磁場を持った街です。
その昔、日本を獲った三英傑生誕の地であるせいか、もののふの気概を感じます。一方、現代日本から見れば、どこか置き去りにされた感のある名古屋。

街のいたるところに昭和のレトロな臭いをプンプン漂わす時代遅れなビルディングが違和感なく立ち並ぶ名古屋。名古屋は私にとっても思い出の深い街です。
出演作である、原口智生監督作品「跋扈妖怪伝 牙吉(原田龍二主演)」の舞台挨拶に行ったときのことを思い出した。地元の映画通たちが集い、自主的に立ち上げた文字通り手作りの映画祭。味のある演出の利いた会場作りにも、名古屋の方たちならではのこだわりが随所に見えた。

手書きのチラシがどこか怪しく懐かしい、見知らぬ者同士が路上に椅子を並べて鍋を囲み、語らう。純アジア的な人間同士の一見怪しげな触れ合いに心が和む。迷走を続ける現代の日本を生きる我々にとって、疲弊した神経と心に安らぎを与えるのはそういった一見時代遅れな怪し気な和みの場なのかもしれません。

そう、今回取材させていただいた「名古屋セラピストオフィス」をあえて癒しサロンと呼ばず、安らぎサロンと呼んだのは、近年流行の癒しという言葉では補えない時代に逆行する怪しげな魔力がサロンの随所に働いていて、癒しを施されに行くという弱気で消極的な態度ではなく、安らぎの場を自らが探し求めに行くというささやかな冒険心を持って訪ねて欲しいという思いを込めたからなのです。

名古屋セラピストオフィスが10階に店を構えるビルは花車ビルといいます。駅から徒歩で向うと高速の下をくぐり、駅前の街風景ががらりと姿を変える境界線の向こう側に存在します。
やや町外れに位置する花車ビルという一度聞いたら忘れられないようなビル名には、元アングラファンとして早くも冒険心をかきたてられます。ビルの裏側には何と住宅地の角に名前も掲げられていない神社が御神石と共にお祀りされていて、何の神様だろう?ご祭神は?ご利益は?ここは名もなき神様が治める異界の地なのか?などとあらぬ妄想に引きずり込まれてしまいました。

それに「名古屋セラピストオフィス」という、松田優作の「探偵物語」に出てくる工藤探偵事務所のような腕利きの探偵が待つ興信所を彷彿させる純昭和なネーミング。
腕利きの整骨師が自分の身体を徹底的に身辺調査。身体に起こっているあらゆる事件を解決してくれそうな予感大です。

 私は期待感に胸を膨らませながら扉を開けると、迎えてくれたのは名古屋セラピストオフィス通称ナゴセラ(←私が勝手につけました)代表 柴田俊生氏!これこれ!こういう人でなきゃ、がっくりしたよ、というぐらい妙な落ち着きに愛くるしい瞳、五分刈りに丸縁めがね、白ポロシャツ、笑顔は見事に和み系。たまりません。
 
  まずは表情をガラッと変えて、愛くるしい真剣な眼差しを注がれるなか、カウンセリングが始まります。この時点では、記者の方が1つ前の取材で少し遅れていた為、二人きりで濃密なカウンセリングを受けました。柴田氏のカウンセリングはとても丁寧でいて親切。こちらの繊細な波動もすばやくキャッチして、必要な情報を手早くリサーチ、5分ほどのカウンセリングが終わる頃には、既に、柴田氏の頭脳に今回の施術に対する最も効果的なプログラミングが完成・ダウンロードされているように思いました。

続いて、好みのアロマオイルを選択します。これもたくさんあるオイルの中から選ぶのは苦労しそうですが、柴田氏の的確なアドバイスで迷うことなくオイルを選択することができました。丸縁のめがねの奥から時折鋭く光る肉体鑑定士としての瞳は、施術前から受ける側を唯一無比な柴田ワールドへと引きずりこんでいきます。

アロマの選定が終わるといよいよ施術です。着替えにと通されたのは、あとでアロマトリートメントを受ける・・・和室?!和室!!昔ながらの住居用マンションのふすまのある和室でアロマトリートメント!私たち30〜40代の人間にはたまらないほど“和み”の極みです!ふすまの絵柄がたまらなくレトロで安らぎます。
 表情をガラッと変えられて、肉体鑑定士としての鋭い瞳にみつめられながら、隣部屋でカイロプラクティックが始まります。

骨関節に生じるわずかな歪みを鋭い鑑定眼で選定し、技を施していく。

昔ながらの職人技です。

セラピストなんてやわなネーミングでなく、「柴田肉体鑑定事務所」とか、「骨職人・しばた」なんて粋で洒落たネーミングでやられたら、同世代の男たちはネーミングだけでしびれるのになと思いながら、骨調整していただきました。
 
そしていよいよアロマトリートメントの時間です。たっぷりすぎるほどのアロマオイルを顔に塗り、ろくろを回す陶器職人のような滑らかな手さばきで、オイルを浸透させていきます。全身が粘土になったかのような感覚。丁寧にこね上げられ、あとは窯に入るのを待つだけのぷるぷる粘土感。

俺ってこんなにぷるぷるだった?

いいや、これは柴田職人の赤子を愛でるようなヒーリングタッチがゴツゴツした肉の塊だった俺の肉体をプッチンプリンのようにぷるぷるにしてくれたんだ!と感動しました。
 
(記者)柴田氏の施術はとにかく丹念・丁寧。まるで業師が作品に情熱を注ぐかのように真剣な眼差しで、カイロ整体時の骨調整においても、過去の故障箇所を細かく調査・分析。手技で何度も確かめつつ、調整しながら正しい位置へと導いていきます。これはアロマトリートメントにおいても同じで、ボディの各箇所を丹念にトリートメントされていました。

今回は体験取材という事で、施術時間を少し短縮して頂いたのですが、それすらもかなり残念なご様子。せっかく受けて頂くのだから、身体の隅々まできちんと調整して帰って頂きたいと、セラピストとしての責任感と意気込みを感じました。

 
 アロマオイルの粘着感が身体に残るなか、施術を終えると、柴田氏のブレンドによるハーブティーをごちそうになります。これが美味い!何ともいえず美味です。そして傍らに佇む柴田氏の奥様。
これがもう素晴らしいの一言。今回私のイチオシです。この方に会いにもう一度ここを訪ねたくなるというぐらい、つげ義春先生の漫画に出てくる御婦女そのものの雰囲気を持った素敵な奥様です。まさに何から何まで純昭和風トータルコーディネイトばっちりです。ちょっと古いが「バッチ・グー!」と叫んでおきます。

 タイムスリップしたかのような懐かしい感覚に浸りながら、大阪へ帰りました。
 柴田氏、そして奥様!有難うございました!!    

   (記者)サロンの内装は、“オフィス”というネーミングにふさわしく、応接室の横に置かれたデスクとPC、そして数々の書籍を見る限り、「ここは何の事務所?」という感じ。また、カイロプラクティックを行う部屋は、まるで整骨院の様。

しかし、やはり異なるのは、部屋の各箇所に置かれたかわいらしい観葉植物たちと、バックに流れる水のせせらぎのヒーリングミュージック。そして欠かせないのが、アロマオイルの芳しい香り。男性的な中に女性的な優しさを漂わせる中性的な雰囲気。リピーターは男性が圧倒的だそうですが、女性のお客様も来店OKとか。
名古屋駅から徒歩で訪れられる範囲とあって、男性会社員やOLからの支持も厚く、遠くは出張で名古屋駅を利用されるビジネスマンも、仕事の疲れを癒しに訪れるそうです。

女性セラピストによる柔らかなタッチも良いけれど、たまには骨の歪みから矯正してもらい、身体の真髄から整えてみたいと思われる方には必見の、名古屋発『男性による、男性も女性も大歓迎』の「名古屋セラピストオフィス」さまでした。    

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2008/08/28